まつげエクステ(マツエク)はつけたてはとてもきれいだけれど、1週間もすると変な方向を向くまつげが出てきたり、抜けていなくてもヨレて隙間が空いてしまったり…きれいな状態を維持するのが難しいと感じる人もいますよね。
でも、 マツエクは日ごろのケア次第で、きれいな状態で長持ちをさせることが可能です。今回はどんな方法でマツエクのきれいさと長持ちを両方手に入れることができるのか、ご紹介します。
[toc]1.マツエクの仕組み
マツエクとは自まつげの上に専用グルー(接着剤)を使い、人工のまつげを付けるという技術のこと。 1度装着すると2~3週間はきれいな状態が保たれる と言われています。顔を洗っても大丈夫で、スッピンに自信が持てる、メイクの時短になるなどのメリットがあります。
しかし、「マツエクにした途端、まつげごと抜けてしまった」などまつげに直接つけているがゆえに、まつげに負担がかかって抜けやすくなっているのでは?と不安に感じている人も多くいます。
でも大丈夫です。まつげも髪の毛と同様に毛周期があり、正常な場合1日に5~10本は抜けると言われています。マツエクを付けていない状態でも、まつげは日々抜けたり生えたりを繰り返しているのです。マツエクをつけると、今までより抜けが目立つように感じる人も多いようですが、自然に5~10本抜けていることを知っていれば、少し安心できますよね。
それでも、マツエク1回の施術でかかる費用は一般的に4000~8000円程度と少々お高め。抜けてしまうのはわかるけれど、できる限り長持ちさせたい!というのがマツエク女子の本音ですよね。
2.自まつげのケアが大事
マツエクを長持ちさせるためには、ベースである自まつげのケアが何より大切です。
自まつげが健康であればマツエクは長持ち しますし、マツエクの重みによるまつげの抜けを防いだり、自まつげの成長を促したりなど、いい効果がたくさんあります。
■もはや当たり前「まつげ美容液」
マツエクを長持ちさせるセルフケアとして、もはや定番のアイテムとなっている「まつげ美容液」ですが、なんとなくまつげに良さそうだから使っている人も少なくないのではないでしょうか。まつげ美容液が良いのにはきちんとした理由と、より効果をもたらす使い方があります。
まつげの毛周期には「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」という4つの過程があります。成長初期でまつげが生えだし、成長期でぐんぐん伸びて、退行期で抜け、休止期で毛穴がお休みするという流れです。
この 「成長期」に栄養が生き渡らなかったり、乾燥した状態になったりすると、まつげが貧弱になってしまう ようなのです。細いまつげになり、長さも足りないまま退行期で抜けてしまうというわけです。
成長期のまつげをサポートしてくれる存在が「まつげ美容液」なのです。 まつげに必要な栄養を与え、保湿することで、太く長いまつげを育てる支えとなってくれるのです。
■まつげ美容液は大きく3つタイプある
マツエクを付けた自まつげのセルフケアには、 オイルフリーのまつげ美容液 を使いましょう。マツエク女子ならお分かりかと思いますが、オイルが入ってるとグルー(接着剤)を分解してしまい、マツエクが取れやすくなってしまうからです。
また、美容液には「マスカラタイプ」「筆タイプ」「チップタイプ」など塗布する部分の形状がそれぞれ異なります。
- マスカラタイプ・・・先端部がマスカラのブラシ(もしくはコーム)のようになっているタイプです。 メイク感覚で塗ることができるため、アイメイク経験者からは「塗りやすい」「塗るのに違和感がない」といわれています。ただし、細かい部分に塗りづらく根元からつけるのにはあまり適していないという意見もあるようです。
- 筆タイプ・・・アイライナーのように、先端が細い筆状になったタイプです。ごく細い筆の形になっているため 目頭・目尻・まつげのキワといった細かい部分にも美容液を丁寧に塗りやすく、気になる部分のケアがしやすいといわれています。こちらは筆でまつげに塗布するため、慣れるまでに時間がかかるといった意見があります。
- チップタイプ・・・アイカラーのチップのように、スポンジ・シリコンなどのチップが先端に付いているタイプです。 目尻・目頭・まつげの根元などの細かい部分にも比較的塗りやすいといわれています。「マスカラタイプ」「筆タイプ」で違和感がある人はチップタイプを選ぶと良いでしょう。
「使ってみたいけれど、種類がありすぎて迷っている」なんて人のために、おすすめのまつげ美容液もご紹介しましょう。
■ラッシュケアエッセンス – CANMAKE(チップタイプ)
出典:https://www.amazon.co.jp
ビワ葉エキスやセージ葉エキスなど、7種類の植物成分を配合したまつげ美容液です。チップタイプなので、まつげの根元からしっかり塗ることができます。
傷んだまつげにハリをもたらし、毎日塗れば抜けにくいまつ毛になるようサポートしてくれます。自まつげをしっかりケアすれば、マツエクがより長持ちしやすくなります。
コスパが良いのでセルフケアを続けやすく、おすすめですよ。
[itemlink post_id=”21661″]■ラッシュ レボリューション – COSME DECORTE(筆タイプ)
出典:https://www.cosmedecorte.com
見た目がスタイリッシュで高級感があり人気の、コスメデコルテ。
まつげの集中美容液「ラッシュ レボリューション」には、コスメデコルテオリジナルのグロウラッシュソウハクヒを配合。まつげ周りの肌を紫外線などから守り、まつげの毛周期をしっかりサポートしてくれます。
保湿成分がまつげをケアし、成長を促します。さらに、まつげの保護成分と補修成分を配合しているので、 まつげにハリやツヤをもたらしてくれます。
筆が細いため、まつげの際といった細かい部分にも塗りやすく、短いまつげのケアにも◎
[itemlink post_id=”21662″]■DHCアイラッシュトニック(マスカラタイプ)
出典:https://www.amazon.co.jp
@コスメで殿堂入りコスメに選ばれ、数々のコスメサイトで1位を獲得したマスカラタイプのまつげ美容液です。
まつげのコンディションを整えるための成分を配合し、まつげにハリとツヤを与えてくれます。 朝はマスカラの下地、昼はエクステ後のお手入れ、夜は寝る前のまつげケアという風に、24時間まつげケアが叶う美容液です。
弱酸性でまつげに優しく、しかも無香料・無着色・パラベンフリーなのも嬉しいポイント。
[itemlink post_id=”21663″]■フローフシ THEまつげ美容液(チューブタイプ)
出典:https://www.amazon.co.jp
まぶたに塗る、新しいタイプのまつげ美容液です。 1日1回、まぶたにジェル状の美容液を塗るだけなので、とても簡単。
まぶたの血行を促して環境を整え、抜けにくいまつげが成長するようにまつげの土台をじっくりと育みます。
ジェル状なのでエクステとの相性も良く、眉毛にも使うことができます。この美容液だけで まつげはもちろん、まぶたや眉毛といったアイケアをまとめてできるので、1つあると便利ですよ。
[itemlink post_id=”21666″]■まつげ美容液を使用する際の注意点
美容液はただ塗布すればいいというものではありません。美容液の効果を最大限生かすためには、 毎日朝晩1回ずつ、洗顔後の清潔なまつげに塗布 することが大切です。メイクをした状態や、マスカラが落としきれずに残っているまつげに塗布しても成分が浸透しないのです。
また、意外にも見落としがちになるのが、化粧水を顔につける前にまずまつげ美容液を塗布するということ。化粧水の油分でまつげがコーティングされてしまう前に、必要な栄養をまつげに与えてあげましょう。
塗布する順序も大事。まずまつげの生え際にしっかりと塗布した後に、根元から毛先に向かってまつげをとかすように縦にのばしていきます。下まつげにもしっかりとつけて完了です。根元の塗りにくさを感じたときは、まぶたをすこし引っ張って根元が出た状態にしながら塗布するとやりやすくなりますよ。
また、塗布する前後に専用コームでまつげをとかしてあげることも美容液の効果を高めるだけでなく、マツエクをきれいに長持ちさせることにつながります。髪をサラサラに保ちたいときに、日常的にコームでとかしますよね?それと同じ原理です。
3.「正しいクレンジング」で目元を清潔に保つ
マツエクをつけるときは「クレンジング(メイク落とし)はオイルフリーにしてください」とお店の方に言われますよね。美容液と同じように、クレンジング剤もオイルタイプのものを使うとメイクと一緒にマツエクも取れてしまうのです。
オイルフリータイプのクレンジングを使うことで、マツエクのグルー(接着剤)の取れを防ぐことはもちろん、目元を清潔に保ち自まつげに健康でいてもらうためにも、メイクをきちんと落としてくれるクレンジング剤を選ぶことも大切です。
何を使えばいいのかわからず迷ってしまう方のために、オイルフリーのクレンジング剤をご紹介します。
■ビオデルマ / Hydrabio エイチツーオー
出典:https://www.bioderma.jp
独自成分のアクアジェニウムが肌に水分を与え、うるおいをもたらしてくれます。その他、皮膚のコンディションを整えてくれる成分や、保湿成分が配合されており、うるおい肌になるようサポートします。
メイクをきちんと落とす以外に、保湿ケアとしても使うことができるので、一石二鳥のクレンジング剤です。敏感肌や乾燥肌の方におすすめですよ。
[itemlink post_id=”21668″]■オルビス / クレンジングリキッド
出典:https://www.amazon.co.jp
メイクとよく馴染む、オイルフリーのクレンジング剤です。まるで美容液のようなとろみがあり、肌にすっと広がります。
このクレンジング剤は 30%以上が肌のバランスをキープする保湿成分で、洗った後はみずみずしい感じがします。ぬるつきやベタつきがほとんどなく、すっきりと快適なメイク落としができます。
一般的なグルーを想定したマツエク対応テスト済み なので、マツエクをしている方のクレンジングにぴったりです。また、ニキビの元ができにくいことを確認する、ノンコメドジェニックテスト済み。ニキビが気になる方にも◎
[itemlink post_id=”21669″]■ビフェスタ / うる落ちクレンジングローションブライトアップ
出典:https://www.amazon.co.jp
化粧水由来の保湿性洗浄成分を配合した、100%オイルフリーのクレンジング剤です。メイクに素早く馴染んで浮かせ、包み込んで落とします。
メイクと一緒に、くすみの原因とされる古い角質もキャッチしてくれるのは嬉しいポイント。 クレンジングするうちに、明るく透明感のある肌へ導きます。
無香料や無着色、アルコール、フリーオイルフリーなど肌に優しい工夫もたっぷり。ふき取った後もうるおい成分が残り、クレンジング後すぐに次のスキンケアに進むことができます。朝のふき取り化粧水にも使えるので、寝ている間に付いた汚れ落としにも便利です。
[itemlink post_id=”21672″]■無印良品/マイルドアイメイクアップリムーバー
出典:https://www.muji.net
低価格ながらアイメイクをしっかり落としてくれるので、コスパが良く、リピ買い続出のアイメイクアップリムーバーです。
オリーブスクワランやモモ葉エキスなど、天然のうるおい成分が豊富で、 皮膚が薄く敏感な目元を優しくいたわりながら、アイメイクをきっちり落とすことができます。
無香料でパラベンフリー、アルコールフリーといった点も特徴で、べたつきをあまり感じずにアイメイクを集中的に落とします。
[itemlink post_id=”21673″]■クレンジング剤でメイクを落とす際の注意点
目元のメイクを落とす際はコットンでのふき取りは控えましょう。コットンの繊維がマツエクに絡まり、抜けやすくなってしまうからです。 マツエクがついている時のアイメイクは、綿棒を使って優しく落としていくようにしましょう。
マツエクにアイカラーが付着していることもあるので、まつげの流れに沿ってクレンジング剤をなじませます。まつげをコームでとかすように優しくなでるイメージでふき取るといいですよ。
メイクをきちんと落としてくれるクレンジング剤を選ぶことで、必要以上にマツエクに触れなくて良くなるというメリットがあります。
また、 クレンジング後の洗顔も、マツエクをつぶさない程度の優しい指使いで洗うようにします。 くるくると指を動かすような洗い方は、マツエクのバラつきや抜けにつながりますので控えましょう。
クレンジングも洗顔も、マツエクの流れに沿って行う。これを押さえておけばマツエクをきれいに長持ちさせることができるようになります。目元を清潔に保つことで自まつげも健康になりますし、意識して行っていきたいですね。
■今話題のアイシャンプー
アイシャンプーとはその名の通り、目元に行うシャンプーのことです。マツエク店で行われることが主流でしたが、最近では自宅で行う人も増えてきました。
その要因となっているのが「まつげダニ」の存在。アイメイクのクレンジング不足やマツエクのホームケア不足によって、顔ダニの1種がまつげに発生し、汚れなどをエサにして繁殖するというとっても怖い存在です。
まつげダニが発生すると、かゆみや炎症、まつげの抜け毛、ドライアイなどを引き起こすと言われています。マツエクのホームケア不足に限らず、目元に触れるコスメや器具を清潔にしておくことも大切です。
アイシャンプーは、マツエク店で500~1000円程度で行ってもらえることが多いようです。マツエクがついている状態でのアイシャンプーは、セルフだとゴシゴシ洗えず難しいのでアイリストさんにお願いすることをおすすめします。マツエクの状態に合わせ、丁寧かつしっかり汚れを落としてもらえますよ。
セルフでアイシャンプーをする際は、フォームタイプ(泡タイプ)のものをおすすめします。指がエクステに触れることなく目元の汚れを落とすことができるので、マツエクとまつげへの負担が少ないからです。
フォームタイプのおすすめアイシャンプーを2つご紹介します。
■ピジョン/オイルフリー フォームウォッシュ クリームホイップ
出典:http://www.odette.co.jp
マツエク関連の商品を多数取り扱うメーカーが販売している、マツエク用の洗顔料です。泡が微粒子なので汚れが吸着しやすく、目元やまつげの汚れをスルッと洗います。
細かい泡で洗い上げるため、指がエクステに触れることなく汚れを落とし、マツエクの持続力アップにつながります。泡の状態で出てくるので、泡立てをする手間がなく、簡単に微細な泡で洗うことができます。
美容成分をふんだんに配合 しており、洗顔しながらスキンケアも叶います。もちろん、アイシャンプーとしても使うことができますよ。
[itemlink post_id=”21674″]■アイラッシュ ディープ シャンプー
出典:https://www.eyelashgarage.jp
まつげ専用のシャンプーで、アイメイクや目元周りの汚れを落とします。泡がきめ細かく、 濃いアイメイクも優しく簡単に落としてくれます。
泡タイプなのでマツエクや自まつげをこすらず、まつげ周辺の汚れを落とすことができます。フケやかゆみ、まつげダニの繁殖を防ぎ、まつげを清潔にキープします。
まつげの成長を促進したり、ハリやコシを与える成分が配合されているので、まつげの育毛にもおすすめです。
[itemlink post_id=”21739″]
4.長持ちさせる習慣
マツエクをきれいに長持ちさせるためには、日常生活でのちょっとした心がけも大切です。
■アイメイク
マツエクをつけたら、アイラインはなるべく引かないようにしましょう。どんな形状であっても、アイラインを引く際にまつげの根元に刺激を与えてしまいますし、クレンジングが大変になります。
どうしてもアイラインを引きたいときは、目尻だけ足すのがおすすめ です。アイシャドウを使うときも、まつげに当たらないようチップで丁寧に行うようにしましょう。
女性にとってメイクは毎日のことですから、マツエクを長く楽しむためにも意識していきたいですね。
■濡れた時にはドライヤーの冷風を
お風呂上がりや洗顔後、マツエクをぬれっぱなしにしていると、持ちが悪くなってしまいます。 マツエクが濡れたときは、ドライヤーの冷風を使ってマツエクを乾かしましょう。
まつげはすぐに乾くので、髪を乾かすついでにササッと風を当てるだけで大丈夫です。これだけでマツエクの持ちが変わります!
温風はまつげや肌の乾燥を引き起こすので、控えましょう。
■タオルは押さえて使う
マツエクをしている人の中には、タオルの繊維にマツエクをひっかけてしまって、マツエクが取れてしまった!という経験がある人も多いはず。
最悪の場合、自まつげごと抜けてしまうときもあるので、 目元を拭くときはタオルで優しく押さえるようにして水気を取りましょう。
■うつ伏せで寝ない
うつ伏せで寝てしまうとマツエクが変な方向へ曲がってしまったり、ばらついてしまったり、寝具の繊維に引っ掛かり自まつげごと抜けてしまうなんてことも起きてしまいます。
普段うつ伏せで寝ている人は、なるべく仰向けで寝ることを心がけましょう。 横向きで寝る人も、なるべくまつげが何にも当たらないような状態を意識することをおすすめします。
4.まとめ
マツエクのセルフケアについてご紹介しましたが、基本的にはまつげに“優しく”ケアをすることが大切です。多少面倒だと思ってしまうこともあるかもしれませんが、顔の印象を左右する目元だからこそ、頑張った分だけ成果を感じやすいと思うんです。
セルフケアはコストがかかるものですが、できる限りマツエクを長持ちさせる方が誰だって嬉しいはず。
紹介したすべてを実行しなくても、自分に合った方法を選んでみるところからでも、十分にマツエクをきれいに長持ちさせることにつながっていきますので、是非トライしてみてくださいね!
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